姫路市の皮膚科・脱毛｜いっかく皮膚科クリニック

こんにちは、いっかくです🦄

本日は乾癬について、皮膚科と内科合同のセミナーでした。

乾癬は皮膚に症状が出現する疾患ですので、ステロイドやビタミンD3の塗り薬で治療を行っていきますが、全身の広範囲に皮疹がある場合には、塗り薬以外にも、光線療法や内服薬を用いて治療を行います。それでも難治な重症の場合や関節症状がある場合には、生物学的製剤による注射薬での治療を検討します。

近年、乾癬は皮膚だけの炎症ではなく、全身性の炎症性疾患であると認識されてきています。
つまり、皮膚科医は、乾癬の皮膚症状を見たときには、皮膚のことだけではなく代謝疾患、いわゆる生活習慣病や心血管疾患についても考慮し、内科の先生方と連携して乾癬の患者さんの治療に当たっていく必要があります。

本日は、乾癬と代謝疾患の関係についてはり姫皮膚科の国定先生にご講演いただき、さらに我々皮膚科医がほとんど学ぶ機会がない糖尿病について、はり姫糖尿病内分泌内科の橋本先生にご講演いただき、大変有意義なセミナーでした。

本日の講演を機会に、皮膚科と内科の先生方の連携がさらに深まり、姫路市の乾癬患者さんの診療がより充実したものになればと思います。