日本国民の2人に1人が
アレルギー性鼻炎に
罹患しています。
で臨床的に判断して良いとされています。
必要時に下記検査をします。
鼻汁好酸球、抗原検査(血清特異的IgE、皮内テスト、スクラッチテスト)、抗原誘発試験
~鼻アレルギー診療ガイドライン2020より~
アレルギー性鼻炎、血管運動性鼻炎、好酸球増多性鼻炎、急性鼻炎、老人性鼻炎、鼻中隔彎曲症、副鼻腔炎、薬物性鼻炎、妊娠性鼻炎、肥厚性鼻炎、腫瘍
鼻閉の有無が大切です!
・鼻閉がない~くしゃみ・鼻汁型~
・鼻閉がある~鼻閉・充全型~
くしゃみ・鼻汁に高い効果があります。
十分な効果を得るには内服を開始してから2週間程度かかります。
血液脳関門(BBB:Blood-Brain Barrier)を通過しやすい抗ヒスタミン薬では眠気が生じやすくなります。
眠気が生じやすい第一世代の抗ヒスタミン薬を使用する意義は乏しいので、第二世代の抗ヒスタミン薬を選択して処方します。
【利 点】
【欠 点】
鼻噴霧用ステロイドの正しい使い方
2019年に12歳以上の重症のスギによるアレルギー性鼻炎(スギ花粉症)に保険適用となりました。
総IgE値で使用量を決定します。
当院では慢性じんま疹に対してオマリズマブ(ゾレア)の投与を行なっていますが、アレルギー性鼻炎に対する投与は行なっていません。
スギ花粉症が重症で、注射薬での治療をご希望の場合は耳鼻咽喉科でご相談ください。
薬物治療で改善しない場合に手術での治療を検討します。
ご希望の場合は、耳鼻咽喉科でご相談ください。
果物や生野菜を食べた後、数分以内に口やのどにかゆみ、しびれ、むくみが生じます。
果物や野菜の抗原が、口の中の粘膜に触れて生じます。
果物や野菜の抗原は、花粉の抗原と構造が似ているためにこのような症状が生じます。
種 | 食物(野菜・果物・ナッツ類) |
---|---|
スギ・ ヒノキ |
トマト |
ハンノキ | バラ科(リンゴ・モモ・ナシ・ビワ・サクランボ・イチゴ)、 ウリ科(メロン・スイカ・キュウリ)、 大豆(豆乳)、キウイ、オレンジ、ゴボウ、やまいも、マンゴー、 アボカド、ヘーゼルナッツ、 ニンジン、セロリ、ジャガイモ、 トマト |
シラカバ | バラ科(リンゴ・モモ・ナシ・ビワ・サクランボ・イチゴ) ヘーゼルナッツ、クルミ、 アーモンド、ココナッツ、 ピーナッツ、 ニンジン、セロリ、 ジャガイモ、キウイ、オレンジ、 メロン、ライチ、 香辛料(マスタード、パプリカ、コリアンダー) |
カモガヤ | メロン、スイカ、トマト、 ジャガイモ、玉ねぎ、オレンジ、 セロリ、キウイ、米、小麦 |
ブタクサ | スイカ、メロン、ズッキーニ、 キュウリ、バナナ |
ヨモギ | セロリ、ニンジン、レタス、 ピーナッツ、クリ、ピスタチオ、 ヘーゼルナッツ、ヒマワリの種、 ジャガイモ、トマト、キウイ、 香辛料(マスタード、コリアンダー、クミン) |
鼻粘膜局所のみで特異的IgEが産生される鼻アレルギー疾患です。
免疫学的には鼻腔限局のTh2炎症反応です。
鼻炎の症状があるけれども、特異的IgE(採血検査)や皮膚テストが陰性になってしまいます。抗原誘発試験(日本ではハウスダストとブタクサしかディスクがありません)は陽性になります。
特異的IgEや皮膚テストが陰性でも、その1/4はLARであると言われています。
アレルギー性鼻炎と同様の治療(抗ヒスタミン薬、鼻噴霧用ステロイド)です。
アレルゲン免疫療法も有効とされます。
耳鼻咽喉科に
ご相談が必要な場合
鼻閉が強い場合 | 薬物治療で改善せず、手術が検討される場合 | 鼻内所見のチェック (鼻副鼻腔炎、鼻中隔彎曲症、腫瘍) |
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