結膜(しろめ:眼の表面を覆う粘膜)でアレルギー反応が起こり、ヒスタミンが神経や血管にあるレセプターに結合し、かゆみや充血を生じます。
毎年、スギ花粉の飛散時期に結膜炎や鼻炎を繰り返します。
抗アレルギー点眼薬で治療を開始します。
重症な時期だけ、短期間ステロイド点眼薬を追加します。
第一選択
抗アレルギー点眼薬
重症の場合
ステロイド点眼薬(0.1%フルオロメトロン)を追加します。効果はありますが、副作用(眼圧上昇、眼感染症)に注意が必要です。ステロイド点眼中は眼圧の測定が重要ですので、眼科での治療をお願いします。
スギ花粉飛沫初期の、症状があるかないか程度のごく軽度の時期から治療を開始することで、花粉飛散時期の症状を軽くし、症状が出ている期間を短くなります。
毎年悩んでいる場合は、年が明けたら早めに治療を開始しましょう。
コンタクトレンズ装用は避け、なるべくメガネにしましょう。
眼の表面から花粉を洗い流します。防腐剤を含まないため、コンタクトレンズの上から使用可能です。
点眼薬の成分、防腐剤(ベンザルコニウム塩化物など)、添加物によるⅣ型アレルギーにより、眼の周りに湿疹が生じる症状です。
点眼後に症状が悪化してきた、点眼してもかゆみが止まらない、このような場合は点眼薬が原因の可能性を考える必要があります。
【生じやすい場所】
点眼薬が接触しやすい・たまりやすい場所(下まぶた>上まぶた、二重まぶたの間)
※処方薬でも、市販薬でも起こります。
あふれた点眼薬が、まぶたの皮膚に接触しないようにしましょう。
点眼後に眼の周囲にあふれた液をやさしく拭きましょう。
点眼薬は1滴で十分効果がありますので、たくさん点眼しないようにしましょう。
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