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皮膚科の面白さ・奥深さ
2019/07/11

こんにちは、いっかくです🦄
 
皮膚科について書いてみました。
 
●皮膚科医になるまで
医学部を卒業後、いきなり専門分野に進むのではなく、「スーパーローテート」という全診療科目を一通り研修してからその後専門分野に進むという制度の1年目の研修医でした。制度が改定された初年度でしたので、研修医を受け入れる各診療科の先生方も大変だったと思います。
私は、免疫内科(膠原病)、血液内科、神経内科、総合診療部、老年内科、消化器外科、肝胆膵外科、麻酔科、眼科、放射線科、産婦人科、小児科、救急、リハビリテーション科を研修しました。
 
皮膚科も、実は全身状態の管理が意外と必要な診療科、つまり皮膚だけを見ていれば良い、ということではなく、入院患者さんには重度の糖尿病があったり、治療に使用する薬の副作用の管理が必要であったり、栄養・輸液の管理が必要だったりすることが多いんです。
そのため、初期研修で皮膚科以外の診療科を時間をかけて一通り学ぶ機会があったことは、賛否両論ありますが、個人的には良かったと思います。
 
●皮膚科の守備範囲
手術、アレルギー、自己免疫疾患、抗がん剤治療など、皮膚科ほど幅広い守備範囲を持つ診療科目はないと思っています。さらに、覚えないといけない病名もおそらく一番多い診療科目です。アオバアリガタハネカクシという虫の名前まで覚える必要があります。
 
皮膚科の対応すべき疾患は、
・湿疹皮膚炎群:アトピー性皮膚炎、皮脂欠乏性湿疹、脂漏性皮膚炎など
・アレルギー:食物アレルギー、接触皮膚炎(かぶれ)、金属アレルギー、アレルギー性鼻炎(ダニ、花粉症)、アナフィラキシーショック
・皮膚腫瘍・リンパ腫:手術、抗がん剤治療、放射線治療、緩和医療(医療用麻薬など)
・病理:皮膚生検や手術した組織の切片を作成して、顕微鏡で自分で見て診断する
・炎症性皮膚疾患:乾癬などへの光線療法、生物学的製剤の投与、顆粒球除去療法
・膠原病(全身性エリテマトーデス、皮膚筋炎、強皮症など)や水疱症などの自己免疫疾患:ステロイド全身投与、免疫抑制薬の投与とその副作用の管理、血漿交換
・血管炎:IgA血管炎、顕微鏡的多発血管炎など
・感染症:細菌、ウイルス(ヘルペス、風疹、麻疹、梅毒・HIVなどの性感染症含む)、真菌、抗酸菌(皮膚結核など)、虫
・蕁麻疹
・薬疹
・ほくろ、あざ、しみ、白斑、血管腫、血管奇形、リンパ管腫など
・肉芽腫、代謝疾患
・付属器疾患(毛・汗など):円形脱毛症、男性型脱毛症(AGA)、陥入爪、多汗症
・フットケア、褥瘡(床ずれ)、やけど、外傷
・検査:ダーモスコピー、パッチテスト、プリックテスト、内服テスト、光線テスト
など
 
●ステロイドを処方していればいいんでしょ?
皮膚科は、「ステロイド」を出すだけ、という印象を持たれることが多い診療科目です。
確かにその意見も否定できず、実際にステロイド外用薬を処方することが多いのですが、皮膚科専門医は、皮疹を見た瞬間に、皮膚の横断面を頭に思い浮かべ、皮膚の奥でどのような細胞がどのような状態になって、この皮疹が生じているのかを推測しているんです。その上で、適していると考えられる薬を処方しています。
 
ただ、すべての皮膚病が典型的な皮膚症状を示すわけではありませんので、症状が非典型的であったり、発症のごく初期の場合などは診断が難しい場合も多々あります。しかも、検査をしても診断名がはっきりしない場合も珍しくありません。
そのため、患者さんには何とも歯がゆい説明しかできない場合もあることが申し訳なかったり、反対に見た瞬間にわかる場合も多く、その場合はあっけなく診断されてしまった患者さんは、忙しい中、せっかくこんなに時間を割いて待ち時間を待ったのに、と思われてしまうことがあるかもしれません。
 
手術からアレルギーまで、色々と興味が尽きない皮膚科は、人生を通して常に新しいことを学んでいきたいと思っている私にとって、まさに天職です。
しかも、観察することが好きで、手先を動かしたい私にとっては、まさにうってつけの診療科目です。
時間さえあれば、いくらでも皮膚科の本を読んでいることができるくらい興味が尽きません。
 
●美容皮膚科
開業してからは、上記の皮膚疾患だけではなく、美容皮膚科の勉強も続けています。
レーザーは物理ですので、医学だけではなく、波長、パルス幅など、ある程度物理のことも勉強しないといけません。
美容皮膚科は、特に勤務医の先生方からは「お金もうけが目的のあやしい診療科」と思われがちですが、実に興味深く、奥深い分野です。
 
美容皮膚科は、一見派手に見えますが、通常の皮膚科と同様に「診断」が何より大切で、きちんと皮膚の診察をできる能力が最低でも必要です。さらにレーザーがどのように皮膚に作用して、どのようなことが生じるのかという「理論」も非常に大切です。
「感覚的に何となく」やっていても結果に結びつきません。同じレーザーを使ったとしても結果に差が出てきます。
ただ、レーザーさえすれば改善するほど治療は簡単なものではなく、適切な設定で治療をしても副作用は起こりえますし、日常のケアもとても大切です。当院ではそのようなこともよくご理解していただける方にレーザー治療などの美容医療をご案内しています。
 
当院ではスタッフ教育に力を入れています。定期的な勉強会や研修を行っており、私が被験者になって手技の確認もしています。
美容皮膚科は保険適用とはならない場合が多いので、どうしても高額なレーザー機器の購入維持費用を考慮すると、治療費用が高額にならざるを得ないことが、患者さんに対して申し訳ないところです。
 
●自分で実験
自分の皮膚で色々と実験しています。
薬を塗ると早く良くなることがわかっているのに、あえて薬を塗らなかったらどうなるか、ずぼらなケアをするとどうなるか、試しに自分の顔や手にレーザーを照射してみる、など。
自分で皮膚の手術を受けたこともありますので、皮膚手術の際の麻酔の注射の痛みもわかっているつもりです。
さらに、これまで使用したことがなかった(学生時代は洗顔すらしていませんでした)化粧品を色々と実際に自分で使用してみて、患者さんに説明できるようにしています。
自分が試してみて初めて、患者さんに実際の生の感想をお伝えすることができますので。
 
●自己研鑽
神戸大学はアレルギーから皮膚がんまで、全国でも有数の名医が所属する皮膚科の医局であり、私がこのように皮膚科医として仕事ができていることは、すべては先輩医師の先生方のご指導のおかげです。
その知識を患者さんに還元することが、自分の使命と考えています。少し大げさですが。
開業してからは直接ご指導を受ける機会はないのですが、勉強会や学会になるべく参加するようにしています。
 
7月6日(土)に神戸で私の尊敬する札幌皮膚科クリニック(元群馬大学皮膚科講師)の安部正敏先生の講演を拝聴することができて大変光栄でした。
皮膚の構造の理解という基本の基本をしっかり覚えていくことの必要性、さらには教科書には載っていない診療のコツなど、笑いをたくさん交えたご講演で楽しく勉強させていただきました。改めて皮膚科の面白さ・奥深さを再認識し、皮膚科医で良かったと思いました。
明日からも皮膚科の診療をさらに頑張っていこうという、勇気と元気をもらいました!
 
●今後の学会予定
7月20日(土)~21日(日):日本小児皮膚科学会@埼玉→不参加です(T_T)
7月27日(土)~28日(日):日本美容皮膚科学会@熊本→休診にして参加してきます!
8月23日(金)~24日(土):日本褥瘡学会@京都→不参加です(T_T)
8月30日(金)~31日(土):日本乾癬学会@京都→不参加です(T_T)
 
出席したい学会がたくさんあるのですが、クリニックを休診ばかりにはできませんので我慢です。
今後も可能な範囲で参加していきたいと考えています。
 
右:安部正敏先生

 

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