姫路市の皮膚科・脱毛｜いっかく皮膚科クリニック

こんにちは、いっかくです🦄

10月28日(土)、10月29日(日)はオンラインで、日本皮膚科学会中部支部学術大会に参加しました。
土曜日は午後の少しの時間だけの参加でしたが。

なぜ学会に参加するのかというと、皮膚科専門医を更新するために単位を取得するためでもあるのですが、もっと大切なことは、常に最新の情報を入手し、日々の診療に還元するためです。

今回の学会では皮膚科に関する医学的知識はもちろん勉強になったのですが、ブログのタイトルにもあるように、
『医師は（自分を含めて）品質管理が機能しない』
という痛烈な言葉が心に残りました。

研修医の時代は、先輩指導医が間違いを指摘してくれまし、勤務医では原則的に数名の医師が病院に在籍するので、情報交換の場があります。

しかし、開業医は学会や勉強会に参加しない限り、他の医師との交流が全くなくなるため、自分の日々の診療方針が独りよがりになっていても気付かない可能性があります。間違いを誰も指摘してくれないのです。ある意味、誰かに怒られるような環境は恵まれているとも言えます。

当院では複数名の医師が勤務しているので、学会や勉強会の情報やクリニックとしての診療方針をお互いに共有するようにしています。

自分のやりようにもよると思うのですが、開業医になるとクリニックの運営やスタッフの管理、その他もろもろの雑用が大量に発生するため、医学的知識の習得に費やすことのできる時間が勤務医の頃より減少します。

上記の言葉を胸に留め、常に謙虚に自問自答しながら診療を続けていきたいと思います。